この間来られた常連さん。

来られた時、片方の目の白目が真っ赤っかで……思わず「どっどうしたんですか？？」って身を乗り出すくらい。充血とかそういうレベルじゃない感じの。

正式な病名を忘れてしまったらしいのですが、お薬を貰って飲んでも一向にマシになってないみたいで、お客さん曰く、

｢明日が眼科の診察なんです！前回の診察の時に目に注射するって言われたけど、鍼灸終わるまで待ってくださいって頼んだんです！｣

目に注射！？Σ(ﾟдﾟ;)

 目って注射できるもんなの！？刺したらパチュンって割れそうだけどっ！？

｢私も怖くて！！絶対嫌で！！先生～～～鍼で何とかしてください～～～～｣

と必死の訴えを頂きまして。

全力で治療致しました

常に全力ですけどもねっ！！！

治療直後には少し赤いのがマシになっていましたが、明日はどうだろう(–;)と祈る気持ちでお見送り。

そして次の週の治療日。

来られたお客さんに｢どうでした！？｣と前のめりで聞きました。

答えは……

｢大丈夫でした～～～！！先生、注射せずに済みました～～！！｣

やったあ！！

なんでも、｢絶対悪化してると思ったよ｣とお医者さんに驚かれたようで

ね～～鍼灸ってこんなことにも効くんです～～～

鍼灸に馴染みのない方にとっては、鍼灸院は肩こりや腰痛で行くところっていうイメージが強いかもしれません。

でも、体を整えて自分で治す力を強くしていく鍼灸治療は、かなり広い範囲の症状や疾患に対して有効です。

お薬の数が多くなることによって起こる体への負担や弊害も最近はテレビで取り上げられるようになってきました。

自分の持っている治すチカラを引き上げて不調から脱する。

古くからある治癒への当たり前の道筋を、今は敢えて選択しないといけない時代です。

体に合うものは何か。

何を食べ、何を食べないか。

運動はどのくらい必要か。

どうすればもっと健康になれるか。

自分の心の声や体の声に耳を澄ませて、自らの意思で選ぶ。

周りと調和の取れた自然な在り方に繋がる選択肢のひとつとして、鍼灸はじつにしっくりくると私は思います。

因みに眼科では目に注射ってそんなに珍しくないみたいで、麻酔も目薬だから全く痛くないそうです。

絵面はちょー怖いですが

目に注射するのにくらべたら、体に鍼する方がコワ度は低いですよね？？

みゆ