奈良 登美ヶ丘 はりとお灸のおみせ
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気づき、よもやま話
2019/11/18
何という本だったか覚えてないのですが、その中で読んで忘れられない例えがあります。
最近どうも高い音だけが聞こえにくい。
そんな時あなたはきっと、耳に何かが起きていると思って耳鼻科へ行くでしょう。
最近どうも遠くが見えにくい。
そんな時あなたは、自分の目が悪いと考えて眼科へ行くでしょう。
では……
大勢のひとの中で”あの人”だけは嫌いだ。気に入らない。
それは、”あの人”の問題でしょうか?
というものです。読んだのは20代の頃でしたが、今でも秀逸な例えだなぁと思います。
図星すぎて受け入れがたい時もあるけれど、相手に絶対非があると思える喧嘩の時も、往々にしてこれが当てはまるというのは、少なくとも私の経験上では正しい。
どうしても許せない、という感情は、すごく好きだという感情と同じように”自分の中の設定”(思い込み)を教えてくれています。
それは生まれつきなのか、育ちなのか……多くはルーツを自覚できないレベルで自分の中にあるものです。
そしてこの”設定(思い込み)”が私たちの喜びを生み、苦しみを作り出す。
たとえば・・・
綺麗好きな人が部屋を散らかす人に腹を立てる、という分かりやすいパターンもあれば、自分も片付けないくせに散らかす人に腹を立てるというひっくり返ったパターンもある。
でも、そこには『部屋は綺麗にしておかねばならない』という共通の設定がある。
この設定が変われば同じ状況に遭遇しても腹を立てなくなるし、あんなに嫌いだった人が嫌いじゃなくなる、ということが起こり得る。そのくらい、設定が自分に及ぼす作用は大きい。あなたが誰かを好きじゃない時、きっとその人はあなたの設定が何かを教えてくれてる。そうか!設定さえ分かれば、それを変えればいいんだ!そう思いませんか??でも……私もそう思いたいんですけど、現実のところ、そうではない。あ、『設定変えたら人生変わったよ!』って人ももちろんいらっしゃると思うんです。それはそれでOK、言うことなし!!ただ自己啓発本を高校生の時から読み、『精神世界』『ヒーリング』『思考の現実化』『引き寄せ』にどっぷりひたってきた私は、それを体感することが出来ませんでした。それで、一つの結論に達しました。ああ、人生ってやつは決まってるんだな、と。
生まれてくる前におおまかに決めるっていうそんなレベルじゃなく、自由選択の余地は思っている以上に無いんだな、と。引き寄せの法則を体感する人生もあるけれど、しない人生もある。
法則がないと言っているわけではなく、その法則を体感するストーリーになっている人となっていない人がいるということ。これ、拗ねて言ってるわけじゃないんです。ひがんでるわけでもない。自分の努力が足りないんだ、どこかマイナスな想念があるんだ、プラス思考プラス思考!っていう叱咤激励は死ぬほど繰り返してきました。振り返れば、すごいタイミングで色々なことが起こり、あの時のあれがなかったら今の自分はなかったって出来事に取り囲まれてる。
それで、
必要なことは
すべて起こっている
と思いました。例えば望む未来を引き寄せたくて願ったことも、それが叶わなかったことも、今のこの気持ちに至る布石にすぎなかったということ。そうなるように、マイナスな想念が設定されていると言ってもいい。
あなたがあの人を好きになれないのは、そう設定されてるから。
同時にあの人が”あんな人”なのも、そう設定されてるから。引き寄せがうまく行っている人はいいんですよ?どんどん突き進んでもらいたい!
でもそうじゃない人。私と同じように一生懸命やってもやってもなかなか望むものを引き寄せられなかった人は、別の視点が必要かなと思う。
望むものが何でも出て来るドラえもんのポケットを諦めて、するべきこと。それは、
自分に設定されたストーリーを楽しむ!
こと!
この続きは、また明日上げたいと思いますよろしければまたお付き合いくださいみゆ