2020/03/17
うつになる人の共通点
うつの新患さんが続いています。
来られるうつの患者さんの共通点。
気の遣いすぎ。
いわゆる気が利くね~っていうタイプの人。
むしろ逆に気が付かないタイプで、自分でもそのことを知っていて、自分が気付かないせいで何か間違わないか、常に緊張しているようなタイプも、気を遣いすぎます。
違和感があるグループ(諍いのあるなし関係なく)の中に居続けないといけない人も、無意識に気を遣っています。
性格的要素が大きいので、『気を遣わないようにしてください』と言われても変えるのが難しいという点がしんどいところ。
そのしんどさを、体がカバーしてくれているうちは病気として表には出て来ません。
でも体のキャパシティを超えて溢れ出したら、目に見える形になります。うつもそういう病気のひとつです。
鍼灸でうつ病を治療するとき、体の方のキャパを取り戻す作業をしています。
その方の体が持つ本来の柔軟性を蘇らせて、気の使いすぎなどのストレスを体がちゃんと受け止めて処理できるようにしてあげるのです。
うつやパニックの患者さんが増えるのは、春と梅雨が多いです。
冬に悪化する人もいらっしゃるのですが、冬は悪いなりに固定して症状の動きが小さいので治療しなければ、という動きに繋がりにくいのかなと思います。
目の表情がなくなってしまっているような重度のうつの方も来られますが、多いのはまだ会話も可能な軽めのうつ、あるいは抑うつ傾向の方です。
重度の方は治療に数か月単位の時間がかかることが多いです。
軽度の方でも、身内やパートナーを亡くされたなどストレス強度が強い方は時間がかかる傾向です。
でも皆さん変化していきます。
先日来られたうつの患者さんは、鍼灸治療とリーディングで心身両面から回復を図るという選択をされました。
まずは軽くなった、すっきりした、という体の変化を感じて頂きました。
回を追うごとに気持ちの方の変化も分かるようになっていきます。
良くなったり、また少し悪くなったりを繰り返しながら、上へ上へと回復していきます。
その過程にあるお客さんの表情が、だんだん明るくなっていくのを見るのが好きです。
確定申告ソフトと戦っています・・・・・・更新途切れ途切れになります・・・・・・
みゆ