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スタッフブログ

すべての経験はワインのように 

今日はプロレスの日だそうです。

 

 

プロレス、苦手です。

 

 

ボクシングも。

 

 

柔道やレスリングはまだいけますが、空手とかパンチやキックが炸裂するやつは苦手です。

 

 

見てるだけで痛そうで、どーっと疲れます。

 

 

昔はテレビのバラエティでバシッてやってるヤツもキツかった。

 

 

討論番組も苦手で、言い合いを聞いてると背中がぞーっと怖くなってました。

 

 

大きな音が苦手で車のクラクションには過剰にびびり、電車が通り過ぎるゴーッという音が怖かった。

 

 

 

 

こういう傾向のある人間を『HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)』というそうです。全人口の20パーセント、5人に1人くらいの割合でいる、過敏な人々。

 

 

病気ではなく気質の名前で、治る治らないというものではありません。

 

 

人だけでなく、ハエや犬猫、馬や猿など100種類以上の生き物に同じ傾向があり、生き残るための戦略ではないかと考えられているとか。

 

 

提唱したエレイン・アーロン博士によると、HSPには4つの特色があって

 

 

①考え方が複雑で、深い

②刺激に敏感で疲れやすい

③人の気持ちに振り回されやすく、共感しやすい

④視覚や聴覚などさまざまな感覚がするどい

 

(それぞれの項目の詳細は略しています。知りたい人は調べてみてね)

 

 

4つとも当てはまる場合にHSP、1つでも当てはまらないものがある場合はHSPではなく『内向的な性格』らしいですが、ネット情報だけで著書を拝見していませんのでこのくらいにしておきます。

 

 

 

 

 

若い頃はしょーもないことで傷つく自分がうっとうしくて、生きるのが大変でした。

 

 

しかしそれゆえにこの職業を選んだのかもしれません。

 

 

人の痛み、苦しみを敏感に感じ取れるということは、治療に当たるうえでとても役に立ちます。





何事も、表裏一体。

 

 

敏感さは苦しみを生むけれど、喜びややり甲斐も生み出す。

 


自分の辛かった経験も、時間と共に色や味わいを変えていく。まるでワインのように。

 

 

それをグラスに注いで周りの人と共有するんです。

 

 

きっと、あの経験があったからこそ、と思えます。

 

 

 






 

 

虹みゆ虹