2020/12/19
メンタルを安定させるには その2
『メンタルを安定させるには その1』の続きになります。
その1はおひさまを浴びましょう、温かい飲み物を飲みましょう、お灸や足湯をしましょうというお話でした。
その2はもっと大事なことになるかもしれません。
それは食事です。
人間の一番はじめ、受精卵で最初に出来てくるのが腸(原腸)で、それはその周りに作られる神経系の元になっています。
腸には脳にあるのと同じ神経細胞や神経伝達物質が存在していたり、腸で腸内細菌によって作られた物質を元に脳が合成するホルモンも存在します。
この深い関わりを脳腸相関といい、つまりは脳に起きることは腸に影響を与え、腸内での変化が脳に影響を与えるということです。
腸というのは私たちが食事をして取り入れたものを消化吸収する器官です。
つまり食事が私たちの脳、つまりメンタルに影響を与えるというのも当たり前といえば当たり前の話なわけです。
最近ではうつの原因のひとつに腸内の不調(腸内細菌の種類や数などのバランス崩壊など)があるという説が有力になってきています。
従来言われてきたセロトニンの不足は脳での現象ですが、ここにも脳と腸の深い関係が伺えます。
さて、ではどんな食事がメンタルを安定させるのか?という本題。
それは今までもこちらに何度も書いてきている腸内細菌が喜ぶ食事。つまり腸内フローラを整える食事です。
◎関連記事◎
腸内フローラを整える食事で大切なことってなんだと思いますか?
それは善玉菌を含む食品と善玉菌のエサとなる食品と一緒に摂ること!
善玉菌を含む食品
ヨーグルト、納豆、漬物、味噌、チーズなどの発酵食品
●乳製品には合う合わないがあります。食べていても便通に変化がない、下し気味、あるいはお腹が張るという人はあっていないかも。
●ヨーグルトは商品によって含まれる菌が違います。物によっては合う場合があるので、自分の体で試してみることが大事。
●味噌はほんものを選ぶこと!材料がシンプルで、加熱やアルコールなどの殺菌処理がされていないもの。冷蔵庫で売られているものはそれによって発酵を抑えているので信頼度高し!商品裏の表示をよく見ましょう!
善玉菌のエサになる食品
食物繊維が多い野菜類、いも類、きのこ類、海藻類、納豆などの豆類。
オリゴ糖が多い食品…タマネギ、ネギ、ニンニク、アスパラ、バナナ。調味料の砂糖をてんさい糖に変えるのもあり。
納豆なんかそれだけでパーフェクトだし。野菜たっぷり味噌汁とか、お腹がめっちゃ喜びますね。
面倒な人はだし汁に味噌を溶かした汁だけの味噌汁とかでもいいんですよ。出来たらダシは顆粒のやつじゃなくてだしパックくらいでとったら添加物もほとんどなし!
日本人に生まれてよかった!
昔の日本もそうですが、発展途上国の人の方がうつが少ないのは、食事に寄るところが大きいのかもしれませんね。
栄養バランスを考えて30品目!とかやらなくてもいいんです。
ごはん(出来たら雑穀入りや胚芽米)
味噌汁
野菜を多めにとる
これだけで。
体に悪くないものを探すのが大変な時代ですから、取り入れるものは吟味!
いつでも、いくつでも、元気が一番ですよ~~(⌒∇⌒)
みゆ