2019/12/21
冬の養生法 こころもからだも充電しよう
気づけば12月も3週が過ぎ、今年も残すところあと10日となりました。
もうすぐクリスマスだけど、全然クリスマス感がないというか年末感がないというか。
実感が伴わないのは、今年があまりにも暖かいからでしょうかねぇ……
季節変わりの不安定感が今年は長く、来られるお客さんたちも相当振り回されていたけれど、やっと落ち着いてきた印象です。
いよいよ冬に突入したって感じ
さて、冬は、東洋医学では閉蔵の季節と呼ばれています。
戸を閉ざして閉じこもる。いわば充電するための時間。本来は活発な活動を避け、静かに栄養を蓄えることをオススメする季節です。
現代はウィンタースポーツも盛んですし、季節が変わったからといって生活スタイルやリズムは変えないかもしれません。
でも昔の人は、「冬に激しい運動をすると腎気を傷め、翌春には足が痺れて腰が曲がる病気になる」と言いました。
ちょっとドキッとしません?
だって昔の人ってえらいもん!
東洋医学が生まれた時代と今とでは暖房設備や食糧事情なんかも違うでしょうから一概には言えませんが、充電しないスマホはやがて使えなくなりますし、意識して蓄えていくのも良いかもしれません。寒いし
あったかいお部屋で本を読んだり、興味のあることを勉強したり。やがてやってくる春の伸びに備えるというのも、ちょっとわくわくしますね
冬の養生のポイント
①当たり前のようですが温めること
寒邪と言って、寒く冷たい空気が邪気となって悪さをしやすい季節です。
特に腹部と腰部は冷やさないように腹巻きなどで防寒しましょう。
②心身を休めるために睡眠はたっぷりとる
出来るだけ日付けが変わる前に眠りにつきましょう!
同じ8時間でも、夜11時から朝7時まで寝るのと、夜2時から朝10時まで寝るのとでは睡眠の質に雲泥の差があります!
睡眠の質を上げるのに、湯たんぽもオススメ。
足に直接当てるのではなく、足の裏から10センチくらい離して置きます。
眠りがぐっと深くなりますよ
そして寝る寸前のスマホはぐっと我慢!冬の無理は老化を早めると心得て、意識して上質な眠りを取りましょう。
③黒い食材を多めにとる
黒い食材は腎を養うと言われます。
黒ゴマや黒豆、昆布やワカメなどの海藻類を積極的に取りましょう!
え、黒ゴマも黒豆も皮の下は白い??私もそう思います(笑)つまり皮がミソなんでしょう。
冬が旬の野菜や根菜類と一緒に、よーく噛んで食べてね
おすすめセルフケア
秋にも記事にしたお灸は冬の始まりにも引き続きオススメです。
その他、冷えに入り込まれたなぁと感じた時の指圧法があります。
まず、内くるぶしをアキレス腱側から押します。
冷えが入ってたら痛いハズ!
そこを骨に当たるまでじわっと押して、30秒から約1分。
きちんとヒットすれば、おしりや下腹部がホカホカしてきますよ。
さあ、冬はまだ始まったばかり!
みゆ