2017/11/15
見えないからだの不思議
ど~も~!みゆです!
今日は、本日院に来られた患者さんのおはなしです。
いつもより強い首や後頭部のコリを訴えてらっしゃいました。
ベッドに寝かせた患者さんの頭側に回って包むように触れると、頭の右半分がぐんと大きく感じます。
それは、実際の頭が膨れているわけではありません。
見えないカラダが膨れてるんです。
見えないカラダなので見えないわけですが(笑)手で触れて伝わってくるその感覚に集中すると、ふわんとイメージが伝わってきます。
そのイメージにさらに集中すると、患者さんがあの世の人と楽しそうに話している姿が視えてきました。
「最近、亡くなった方のことをよく思い出されたりしてますか?」
そのようにお聞きすると、「まぁ先生!どうして分かるんですか!」ってびっくりした顔をされました。
「ここのところ亡くなった父のことばかり考えてるんです。
生きている時はあまり好きではなかったのですが、死んでしまうと、父の不器用だった愛情表現なんかに気付いてきて…
もっと優しく接してやればよかったなぁと思っています」
そうおっしゃって。
指先でからだが呼んでいる場所を探して鍼をしながら患者さんの話を聞いていますと、頭がどんどん小さくなっていきました。
もちろん、見えないカラダの頭の方(笑)
治療後は随分と軽くなられたようで、ニコニコと帰っていかれました。
悩んでおられたわけではないんです。
ストレスを感じてたわけじゃない。
でもそんな無意識的な思考や感情でも、積み重なると体に異常を起こす。
こういった異常の治療は、その存在に気付く、ということが大切になります。
『ああ、自分はこんなことを考えてるな、感じてるな』と認める、ただそれだけで見えない体にたまったものは、シュシュシュシュ~と消えていくことが多いです。
そして物質的な肉体にははりとお灸
見えるカラダも見えないカラダもこれでバッチリ
その典型のような、本日の治療となりました