2020/03/06
鍼はクセになる?
お客さんが、
「鍼はクセになるっていうから、あんまりしない方がいいんじゃない?って言われた」
とおっしゃってました。
事の真偽やいかに?
これねー……ホントとも言えるし、ウソとも言える。
ポイントは、人は”慣れる”ということでしょうね。
辛くてコリッコリの体にも、慣れてしまう。
「そりゃ絶好調ってことはないけど、案外元気にやってるよ!」
ってな感じに、それが普通になってしまう。
体は凝りを抱えて、血行不良であちこちの細胞が悲鳴を上げてても、脳の方でその情報を無視すると決め込んでるわけですから、感じ取ることが出来ません。
さてこういう状態の人が鍼灸を受けるとどうなるか?
体が大掃除され、軽く快適になり、体からのサインはきちんと脳細胞にキャッチしてもらえるようになります。
当然、凝って滞って来ると”辛い”と感じる。
今までは少々の事じゃ辛くなったりしなかったのに、鍼に行くようになってしんどさを感じるようになった。
仕方ない。またハリに行くか。
行く。楽になる。快適!!
情報伝達スムーズ!
どこかに不調が出たらいち早く脳にお知らせ!しんどい、ハリに行こう!
これが鍼がクセになると言われるゆえんではないかと、私は思っております。
もちろん、ため込んで良いことはひとつもない。
お金ですら使って回して行かないといけないというではないですか。
黙ってがんばってくれている体が、辛い、痛いと訴えられる状態にしておくこと。
それが健康に生きていくためには大事だと思います。
みゆ