2020/02/17
ちょっとどうでもいい日本の片隅のダイエットリバウンダーの歴史。
先日チョコレートは太る食べものではない!!と力説した記事を書きました。
楠田恵理子さんは大のチョコレート好きで過去にチョコレートダイエットという本を出されたり、「サロン・デュ・ショコラ』のチョコレートアンバサダーに選ばれたりした人ですが、私はただのチョコ好きです。
さて前述の記事の中で私が太目なのはチョコのせいではないのだと!チョコの名誉にかけて宣言したものですが、じゃあなんでなのか、と……今日はその辺について書きとめておきたいと思います。
そう。ちょっとどうでもいい話。
いや、かなりどうでもいい話。
47年のうち、15年を細身で過ごしました。
あだ名がサルだったくらい活発で身軽でした。
快適だったあの日々。
中学の頃、体操部だった私は身長158センチで体重は49キロ。どちらかというと痩せていました。
ところが、中学3年生の時初めて選手に選ばれて、その時にコーチに来ていた人に『レオタードの見映えを良くするためにはあと3キロくらい絞りなさい』と言われたんですよ。
ローレル指数(その当時健康調査票によく使われていた体型の指標)が『標準』から『痩せている』にかかろうという私は、当然痩せたいと思ったことも、痩せようとしたこともない状態。
でも子供ですから、言われた通り痩せなければ!と思ったんですね。
それから1週間か2週間か……朝昼晩(晩は記憶が定かではない)豆腐1丁だけを食べる作戦に出ました。
確か夏も近い頃だったように思います。
見事に痩せました。言われた通り、3キロ。
大会の方は決勝に進出したものの、思い出すも恥ずかしい事件を多々起こして終了。
そして、引退。
季節は秋。
そこから、私のプロダイエットリバウンダーへの道がスタートしました。
そう、リバウンドしたんですね。
その当時のことは物凄くはっきり覚えてるんです。
10月に入る前に51キロになり、あれ?なんか体が重いな?となり……少し食べるのを止めたりして49キロに戻し、12月頃にはまた52キロになって受験が終わる頃には54キロになっていました。
筋肉量は多い方だったので、頑張ればすぐ痩せるんですよ。
でも戻るんです。
そして高校を卒業するころには58キロに。
この頃のダイエット法は至ってシンプル。
食わずに運動する。
↑いちばんアカンやつ。
30代半ばくらいまではわりにするする落ちていましたねぇ……1ヶ月10キロとか、嘘みたいなホントの話。
でも体の中では恐ろしい変化が着々と進んでいたのですよ……
極端なダイエットをすると体が飢餓状態になって、次に食べたものの吸収が良くなりすぎて太る、と……それは昔から言われてたんです。
山ほど読んだダイエット本に書いてありました
でも、『吸収が良くなりすぎる』っていうのはどういうことなのか。
それの本当の意味が分かってなかったんですよね。
今は分かります。
腸内細菌ですよ。
ええ。すべてヤツのせいです。
人類の歴史を見た時、今ほど食べものが豊富な時代はなく、体には飢餓に対抗する力はあっても飽食には無防備であるとよく言われてきました。
でもね、きっとそんな何百万年の歴史の話じゃないんですよ。じつは。
キーワードは
ファーミキューテス
セーラームーンの仲間じゃありませんよ。
日和見菌の細菌グループの名前。フィルミクテスとも言われます。
やつらの食物の分解能力はハンパなく、難吸収性の食物繊維ですら分解し、我々の体に吸収を促し、少量の食べ物から大量のエネルギーを生み出せる人間へと変貌させる。
つまり・・・・・・
私のように食べないダイエットをすると、体が飢餓状態になる。
摂取エネルギーが減るので痩せる
我慢が爆発する
我慢が爆発した時にね、人は『食物繊維豊富な和食を腹八分目♪』ってなわけにはいかないんスよ。
ケーキじゃー!
ポテチじゃーー!
飯も腹パンパンになるまで食うんじゃー!( ゚皿゚)キーッ!!
ってなるの。マジで。
で、ここで踊り上がって喜ぶのが前述のファーミキューテス。
やつらの好きな食事は高糖質、高脂肪、低食物繊維なもの!!
つまりそれはダイエット我慢爆発期に食べたいものと同じ!!
ファーミキューテス
一気に増殖、勢力拡大!!
ダイエット我慢爆発期が終わって普通食に戻っても、前より確実に太りやすくなってなっている……
ファーミキューテスのせいで!!
↑いやそれはどうなのか
そして太ってしまった……痩せなければ!
ダイエットする。我慢する。爆発する。ファーミキューテス増殖!!
ついに日和見界最大派閥となったファーミキューテスは水を飲んでも太る最強高燃費人間を作り出すことに成功する……!!
( ゚∀゚)・∵. グハッ!!
どうですか……これがダイエットリバウンダーの真実ですよ……
というか私の真実ですよ……
しかも!!筋肉量は何もしなければ30代をピークに年に数パーセントずつ落ちていきます。
つまり基礎代謝量が落ちていきます。
結果の今。
痩せない・・・
どうがんばっても
痩せない・・・(T-T)
でもね。救いはあるのです。
キーワードは
バクテロイデス
怪獣の名前じゃないですよ。
ファーミキューテスと同じ、日和見菌の細菌グループです。
この方々は(←ファーミキューテスとの扱いの違いよ)痩せた人の腸内で力を持っています。
好きな食べ物はファーミキューテスの真逆。
低糖質、低脂肪、高食物繊維の食べ物。
結局は糖尿病を防ぐような食事と日々体を動かすようにするっていう超正統派の生活が、痩せることに繋がるんですね。
ええ。数々のダイエットを試して来た私もそう思います。
幸い(?)私、バクテロイデス様が好む食事も好きなのです。
野菜全般、特に葉物野菜の芯のとことか。麦とか、玄米とか。
それに加えて筋肉もある方なので、体重ほどは太って見られません。
ちょっとゴツいだけ
↑喜ぶべきところではない
”ガッチリ”してますねって言葉、人生上何百回聞いたことだろうか。華奢な人に憧れる。女子として。
もう前のような炎のダイエットは出来ませんし、無駄ですし、地道にいこうと思います。
こうしてブログにも書いたことですし。
ぼちぼち、ね
みゆ