2020/01/21
春を知る花 尊い仕事をさせて頂いています
昨日は大寒でした。
暦には寒さの極みだが、春の兆しありと書いてあります。
その春の兆し、見つけました。
梅の花少し前まで硬い蕾だったのになぁ。
花はどうやって春を知るのかな
今日は吸い込んだ息で鼻が痛いほど空気が冷たいけど、寒い日が続く中でも着々と春が近づいていることを、花はどうやって知るのかな
ちょっと調べてみたら、びっくり!
花の開花ひとつとってもまだまだ研究途上で分からないことがたくさんあるんですね!
日の長さや気温など、花の種類によっても違ってて、その過程には何千もの遺伝子のオンオフが関わっているようです。
考えてみれば私たちの精妙な体の運営も、膨大な数の遺伝子がオンになったりオフになったりすることによって一定に保たれています。
すごいことですね。
毎日の周期、女性の生理周期、細胞分裂はせっせと行われて新しいものに変わっていっているのに一定年齢が来れば少しずつ肌のハリが失われて皺や白髪が増える、生まれてから死ぬまでの一周期。
それは『自然』なことだけれど、『自然』ってめちゃくちゃ繊細で精密で数学的で、偶然に発生するものじゃなくて……
つくづく、毎日触れるひとの体に一本入れる鍼の意味を考えさせられます。
その方の数十兆個の細胞たちが全力で活動しているところへ、参加させてもらうわけですから。
常に調和を取り戻すように、バランスを取り戻すように、触れる手で感じ取りながら施術をしています。
私にとって、とても尊い仕事です。
みゆ