2020/02/06
良いものはやっぱり良いという話
うちの末の息子はぎりぎりくんです。
4人目にして初の生粋ぎりぎりくんです。
4人とも早め早めに準備をするタイプではないのですが、上の3人はおおむね宿題をしてから遊びに行っておりました。
夏休みの宿題も、夏休みが始まる前から猛然と始め、7月中にはだいたい終わっている感じ。
別に特別そうしろと教育的指導をしたわけではなく。
というか、我が子ながらエライねぇというか。
何を隠そう私はぎりぎりさんでしたので……分かるんですよ。ヤなことを先延ばしにしたい気持ちは。
いや、先延ばしにしたいと思ってるんじゃなくて好きなことを先にやりたいだけなのですが(それを先延ばしという)
そういうわけで、末の子は音読を朝にします。
そう、学校に行く直前です。
前日の夜にやってしまえばいいのに、私も仕事から帰ってバタバタしていて声を掛けるのを忘れ、なんだか朝の音読が習慣化している我が家です。
さて、今朝の音読は「モチモチの木」でした。
長女の時から変わっていないので、4度目のモチモチの木です。
4度目といってもモチモチの木の勉強が始まったら毎日モチモチの音読なので、もー何度聞いたか数えきれません。
それでもね……いいお話はやっぱりいいなぁ、と思います。
何度聞いても。
がまくんとかえるくんの友情ものがたり「お手紙」も
「スーホの白い馬」も
私が子どもの頃にも教科書に載っていましたから、これぞ脈々と受け継がれているお話です。
やはり良いものは残るんですね。
鍼灸なんかモチモチやスーホどころじゃありません。
二千年以上前の古代中国から、現代の私たちに伝わってきているんですもんね。
良いものでなかったら、もっと早くに消えていたでしょう。
何千何万という医家、鍼灸家が臨床を重ねて繋いできた技術と精神によって人が癒され、私たちの経験がまた未来へ送られていく。
人類が病気や痛みから解放されるときまで。
あれ?
てことは、私から息子に引き継がれたぎりぎりくん体質、実はよいところもあるのかも?
だから残っているのかも?
もっと早くやっとけばぁ~~~~
って半泣きになること多々だけど、
自分では気付かない良い所が…………
いや……
どーだろう(笑)
みゆ