2020/03/10
3月10日は砂糖の日。やっぱ愛だろ
今日は砂糖の日だそうです。
砂糖の害については以前書きました。
しかし今日は、ちょっと違う方向からお砂糖を眺めてみたいと思います。
私には角砂糖の素敵な思い出があります。
昔の思い出の特徴で部分部分しか覚えてないのですが、小さい頃、朝食がパンの時に温かい紅茶が出ていたことがありました。
多分毎日ではなかったような、ちょっと特別感のある記憶。
ガラスのシュガーポットに白い角砂糖がたくさん入ってて、あつあつの紅茶に一つ取ってポトンと入れるのがとても好きでした。
まっ白な角砂糖が、紅く澄んだ液体の中に沈んで行って、ホロホロ崩れてく。
それをかき混ぜずに見てる。
ティーカップも決まっていて、亜土ちゃん(水森亜土さん)のイラストが描かれたガラス製のものでした。
すべての光景がキラキラと綺麗で、頭の中に切り取られたように残っています。
古い社宅の狭いダイニングキッチンですから、記憶のキラキラは自分の中に広がった世界なんだろうなあと思いますが(笑)
だから白砂糖の害を知った今も、角砂糖を見ると胸がほっと温かくなるんです。
中毒的に食べている時とは、別次元の幸せ感。
チョコレートは太らないの記事(コチラ)にも書きましたが、そのものに愛があるかどうかって思ってるよりずっと大事だと思います。
空前のスイーツブームで美味しいものがそこらじゅうに溢れていますが、あのふわっと温かな気持ちを思い起こさせる感覚って、それらには生まれない。
添加物や白砂糖の害もさることながら、実際の所、一番の問題は愛の欠如のような気がします。
うわっ愛は地球を救うってほんとかも?
愛って言葉はいろんな場面で使われていて、押し付けられて来たり、型にはめられたり、利用されたり、盛られてみたり、人によってきっと印象は違うと思う。
でも、白砂糖が紅茶に溶けてく光景のあの温かさは、やっぱ愛だろ。と思う。
時間が愛しいというか。
大人になってすべきことに追われるようになった今も、あんな時間が持てたら……それはちょっと素敵だなぁ~……
雨降りの今日、グレーの空を見上げてそんなことを想う私でした。
みゆ